鳥海山ーモノクロームの情景ー

仙ヶ洞(2021年2月中旬)

 2019年冬の祓川から膝の不調が続いた。重荷を背負って長い距離を歩いたことが負担になったようだ。2020年は、無雪期の山歩きは続けていたが冬の山行を控えた。明けて、2021年、リハビリを続けたことが良かったのだろうか。違和感が消えたので、滝ノ小屋をベースに、無理のない範囲で登ってみることにした。

 1月下旬の山行は、天気に恵まれなかったこともあり写真的な収穫はなし。それでも河原宿から仙ヶ洞まで登ることが出来たことが大きな収穫になった。

 2月中旬、再び2泊3日の予定で滝ノ小屋に上がった。小屋周辺の雪原は2月にしては異常な融雪跡と降雨跡があった。温暖化による暖気の影響と思われる。河原宿の雪原を覆う風紋はエッジが解けて精彩を欠いていた。前回のように仙ヶ洞から外輪山に立ち新山を見ることを目標にして登った。

          滝ノ小屋の西側に広がる雪原 融雪の跡が見られる

 

                 河原宿の雪原に昇る朝日

 

                    ボサ森の雪庇

 

                   崩壊する雪庇

 

                雪庇の向うに外輪山を望む