追憶の山紀行

大朝日岳 3

 小屋に戻り、管理人のAさんとしばらく談笑。Aさんも今日登って来たと言う。ヒメサユリに見惚れているうちにAさんに追い越されていた。小屋の前で休んでいると、小屋泊りの登山者が登ってくるのが見えた。流れる雲が印象的だ。

               山頂直下の大朝日岳避難小屋

 

              登ってきた道を振り返る登山者

 

             朝日嶽神社奥宮を越えて小屋に向かう

 夕方を前にもう一度山頂に向かった。以東岳へ続く主稜線は相変わらず雲が多め。南の祝瓶山はすっきり見えていた。稜線を越えてくる風が冷たい。

                 山頂への登りで振り返る

 

              左手前に平岩山 奥の鋭鋒が祝瓶山

 

               雲の帽子を載せた小朝日岳

 主稜を越える風が強まり、雲が増えたので小屋に戻る。小屋の陰で風を避けているとふたたび晴れてきた。

                 小屋の前に設置された鐘

 

 冷たい風に晒されて耐えきれず小屋に入る。窓から見る西朝日のピークの向うに日が沈み、雲が赤く染まり夕焼け空が広がった。行ったり来たりの忙しい1日が終わった。

                           (2015年6月下旬)